今回は、SQLでよく使われる演算子についてまとめました。
演算子を理解することで、より密度の高い値を取得することが出来るようになるので、是非マスターしたいところです。
演算子とは?
演算子とは、数値を計算したり比較したりする際に使われる記号のことです。
SQLの演算子はたくさん用意されていますが、今回はその中でも頻出の「算術演算子」と「比較演算子」に絞ってまとめました。
その他の演算子に関しては、後々こちらのブログで更新していきたいなと考えています。
算術演算子
+
+は加算する演算子です。
例えば、以下のような構文になります。
select A + B;
こちらを実行すると、AとBを足し算した値を取得することが出来ます。
–
-は減算する演算子です。
例えば、以下のような構文になります。
select A - B;
こちらを実行すると、AからBを引いた値を取得することが出来ます。
*
*は乗算つまり掛け算できる演算子です。
例えば、以下のような構文になります。
select A * B;
こちらを実行すると、AとBを掛け算した値を取得することが出来ます。
/
/は除算つまり割り算できる演算子です。
例えば、以下のような構文になります。
select A / B;
こちらを実行すると、AをBで割った値を取得することが出来ます。
比較演算子
=
=は最初の値が2番目の値と等しい時にtrueを返します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id = 1;
上記の構文は、idが1の条件の値だけを取得することが出来ます。
>
>は、左辺の値が右辺より大きいかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id > 10;
上記の構文は、10より大きい値(11,12など)のidを取得することが出来ます。
>=
=は左辺の値が右辺の値以上か等しいかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id >= 10;
上記の構文は、idが10以上の値(10,11など)を取得することが出来ます。
<
<は左辺の値が右辺の値より小さいかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id < 10;
上記の構文は、10より小さい値(9.8など)を取得します。
<=
<=は左辺の値が右辺の値より小さいか等しいかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id <= 10;
上記の構文は、10より小さい値と等しい値(10.9.8~)を取得します。
!=
!=は左辺の値が右辺の値と等しくないかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id != 10;
上記の構文は、10以外のidは取得することが出来ます。
<>の記号でも同じことが出来ます。
between A and B
between A and BはA以上B以下の値を判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id between 50 and 70;
上記の構文は、50以上70以下のidを取得することが出来ます。
in
inは()の中に指定したリストのいずれかの値と等しいのかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id in(10,20,30);
上記の構文は、10,20,30の値があれば取得します。
not in
not inはinの逆で、()の中に指定した値の全てに含まれていないかを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id not in(10,20,30);
上記の構文は、10,20,30ではない値を取得することが出来ます。
like
likeは、条件に当てはまる値を検索することが出来ます。
例えば、以下のような構文になります。
select * from users where name like '%a%';
上記の構文は、「a」のアルファベットを持っている値を検索することが出来ます。
likeは他にも条件を絞って検索することが出来るので、もし興味がある人がいたらこちらの記事を参照してみてください。
is null
is nullは、指定した値がnullであることを判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id is null;
上記の構文は、nullが格納されている値を取得することが出来ます。
is not null
is not nullはis nullの逆で、null以外の値を判断します。
例えば、以下のような構文になります。
select id from users where id is not null;
上記の構文は、nullでない値を取得することが出来ます。
まとめ
以上が、SQLでよく使われる演算子のまとめでした。
SQLを学習する人はマストで使うので、是非理解しておきましょう。